現職で可能な年収アップ方法！

年収アップのビジョンが沸かない時は？

年収アップは、働く際のモチベーションや個人の成長につながります。確実に年収を上げるためには、目標を設定し行動していくことが大事です。勤めている会社によって条件は変わりますので、今の仕事を続けながら年収アップできる道筋を考えていきましょう。

年収について復習する

はじめに年収の定義をおさらいしましょう。1月から12月の1年間、勤めている会社から支払われた総支給額が年収です。ボーナスや手当を含み、税金や社会保険料が差し引かれていない金額を指します。その金額は源泉徴収票などから確認することが可能です。
年収を構成する要素は、基本給と住宅手当や通勤手当、出張手当などの各種手当があります。そのほか、ボーナスや会社独自の福利厚生もあるでしょう。また、勤務年数や家族手当などによって、将来に見込まれる年収は推移する場合もあります。どのくらいの増加が見込まれるのか確認できると将来設計に役立ちます。

役職に就く

管理職などの役職を目指すのは、年収アップに効果的な方法でしょう。役職に就くということは、マネジメントや求められる役割が増え負担が大きくなる一面もあります。年収アップする分、責任が増えると理解しておくことが必要です。
役職に就きたいと思ったとき、働く会社が年功序列の評価制度を採用していると、そもそも昇進が難しく時間がかかる傾向があります。さらに、役職数は決まっていることもあり、その場合は実力が伴っていたとしても昇進しにくいでしょう。一方で成果主義思考の会社だと、年齢や継続年数に関わらず役職に就くチャンスが増えます。具体的な昇進条件は会社によって変わるため、就業規則や会社に確認しましょう。

社内で昇給する

普通昇給や特別昇給、自動昇給などいくつか種類がある昇給。一般的に昇給する要因として考えられるのは、パフォーマンスアップなどによるものです。ほかにも、在籍年数によって変動したり、業績が上がっている時に臨時的な昇給が行われたりする場合もあります。やみくもに仕事に励むのではなく、自分の勤めている会社は、どのような評価で昇給するのか確認しましょう。そのうえで戦略を考え、正しい方向に向かって行動していくのが年収アップを実現するために大事なことです。必要な経験を積み、スキルを身につけ、昇給のチャンスを掴みましょう。なお、昇給は短期的ではなく少なくとも半年や数年単位で行われる傾向があります。昇給のしやすさやスピードは、勤めている会社の風土により分かれるところです。
そのほか、社内に今より給与が高い部署がある人は異動も良い選択かもしれませんし、非正規から正規を目指すことも方法の一つです。ただし、どちらも業務量が増えることや業務内容が変わる場合が考えられるため、選択先の状況も確認した上で行動することが賢明でしょう。

残業を増やす

残業で働く時間を増やすと、その分わかりやすく収入アップにつながります。しかし、体力の問題やプライベートの時間が減少するといったデメリットがあり、長期的に続けるのは難しい方法です。加えて、不要に残業を続けることで人事評価に影響がでる可能性もあります。
残業には労働基準法の法律に則って上限時間が決まっており、ルールがあります。より詳しく知りたい方は、労働基準法について調べてみると良いでしょう。